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環境事業

非常用発電機

2022.09.12

環境ソリューション事業部の太田です。

本日はよろしくお願いします。

 

最近台風や地震のニュースを見かける機会が増えましたね。先日も中国の四川省、パプアニューギニアでも大きな地震がありました。

日本も何年も前から南海トラフ地震や首都直下型地震が発生する可能性が高いと言われており、いつ発生するのかわからないので日頃からの備えが重要であると意識しております。

そういった背景もあり災害時のBCP対策として非常用発電機を設置される企業様が増えており、特に製造業で設置を検討される企業様が非常に多いです。

環境ソリューション事業部にも一週間に1件、多い時には2件発電機関連の見積依頼が来ております。

そうした発電機の依頼の中で一番多く聞かれるのがどの発電機を選定したらいいかわからない!!

というお声をよく耳にします。

そこで今回は発電機の選定において一番最初に決めなければいけない定格出力VA(皮相電力)について簡単に説明します。

そもそもVAって何⁉︎ 

「ブイエー」って言うとみんな聞いた事あると思いますが、これは「ボルトアンペア」です。そしてボルトとアンペアを掛けるとW(ワット)になります。馴染みのあるWは有効電力と呼ばれており様々な機器や装置で実際に消費する電力を表してます。

ではなぜWと表記せずにVAと表記するのか。Wとの違いを説明します。

機器や装置、モーターなど電気を使う場合、発電機から各々の機器・装置にいくまでに抵抗や様々な損失があり100%使えるわけではありません。

そして電力をどれだけ有効に使えるかを示したのが力率です。

VA(皮相電力)に力率をかけたのがW(有効電力)です。Wは実際に消費する電力(有効電力)を表してます。

W(有効電力)と損失してします無効電力を足したのがVA(皮相電力)です。

結論、非常用発電機の定格出力を決定する際にW(有効電力)で選定すると無効電力分損失してしまうので実際に発電機で機器・装置を使用したときに、電力不足で動かせなくなってしまうのでVA(皮相電力)で定格出力を算出しております。

ちなみに1000VAは1KVA(1キロボルトアンペア)です。

1KVAは電圧100Vのとき10A、電圧200Vのとき5Aになります。

これを参考に定格出力を計算してみて下さい!!

と言われても、これだけでは機器選定は出来ないので是非発電機ご検討の際は環境ソリューション事業部にご用命ください。

宜しくお願いします。

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