複合機・コピー機 2024.11.06
複合機コピー機のリース途中解約できる?解約金や解約手順について解説
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複合機・コピー機
複合機(コピー機)のリースを検討する際、リース契約とは何か、どの機種を選べばいいのかと疑問に思う方も多いでしょう。
契約にはさまざまな種類があり、それを知らないと余計なコストがかかる可能性もあります。
この記事では、複合機のリース契約の種類、導入するメリット、注意点を解説します。
また、契約の流れもご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
まず、複合機のリース契約の概要を確認していきましょう。
リース契約とは、企業が選んだ複合機をリース会社が代わりに購入し、長期間貸し出す契約のことです。
企業に全額支払いやローンの必要がなくなるため、高価な複合機を導入するために利用されます。
複合機の所有権はリース会社になりますが、機種は企業側で選べ、リース中は自由に利用可能です。
リース契約の際には、メーカーやその代理店とも保守契約を結び、メンテナンスも依頼するのが一般的です。
一方で、企業が複合機をそのまま購入する方法もあります。
購入とリースの大きな違いは、支払い完了後の所有権を誰が持っているかです。
購入の場合は支払いが終われば、複合機は自社の資産になります。
しかし、リースの場合はリース会社の所有になるため、契約終了後には返却しなければなりません。
また、リースでは多様な機種の中から自社に合うものを選べますが、購入の場合は、コスト面により選択肢が限られる可能性があります。
リース契約とレンタルの大きな違いは契約期間だといえます。リース契約は3〜7年の長期契約なのに対し、レンタルは数ヵ月の短期契約が一般的です。
また、レンタルではすでにレンタル会社が所有している複合機を使用します。
そのため、中古機種が提供されることが多く、機種を指定するのが難しいでしょう。
なお、リース契約には審査があるのが一般的ですが、レンタルの場合は審査がない、もしくは基準が易しく設定されています。
レンタルは途中解約ができますが、利用料金はリースよりも割高になりやすいです。
リース契約には大きく分けると「ファイナンシャルリース」と「オペレーティングリース」の2つがあります。
「ファイナンシャルリース」は多くの企業で利用されているタイプで、長期契約ができますが途中解約はできません。契約満了後は複合機をリース会社に返却します。
ただし、「所有権譲渡型ファイナンシャルリース」の場合は、満了後に複合機の所有権が企業に譲渡されます。複合機をそのまま使い続ける、もしくは自社で売却することも可能です。
「オペレーティングリース」は、返却した複合機を再整備し、再利用することを前提としたリース契約のことです。
レンタルとして使う、中古市場に売る、廃棄またはリサイクルするなどの方法があります。リース契約の価格が割安な点が特徴です。
その他にも、特殊なリース形態として以下のようなものがあります。
名称 | 内容 |
---|---|
転リース | リースしている複合機を別の企業に貸与する。親会社から子会社、取引先の企業間などで行われる。 |
リースパック(セールス&リースパック) | 自社で購入した複合機をリース会社に売却し、リース契約を結ぶ。資産である複合機を一括で現金化できる。 |
購入選択権付リース | リース契約満了時に当該複合機を買い取る、またはリース契約を継続するか選択できる。 |
不均等払リース | リース料金を均等に支払うのではなく、時期によって任意で金額設定を行える。例えば、初年度はリース費用を抑え、2年目以降に均等に支払うなど。 |
メンテナンスリース | リース会社が当該複合機の保守・管理・修理などを行う。リース契約と保守契約を一つにまとめられる。 |
複合機をリース契約するメリットは次の4つです。
新品の複合機を一括購入すると初期費用が高額になりますが、リースの場合は月々で料金を支払うため、初期投資を抑えられます。
特に最新の複合機は数百万円することもあり、簡単に購入できません。
しかし、リースなら初期費用を抑えつつ最新モデルの複合機を利用できます。浮いた初期費用は他の用途に活用できるでしょう。
なお、複合機をリースする金額の相場は次の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
リース契約のもう一つのメリットは、月額料金が固定されているため、物価上昇や金利変動の影響を受けずに済み、先々のコスト予測がしやすい点です。
また、リース契約では、カウンター料金という、印刷枚数に応じて利用料金を計算する仕組みをとっています。
一ヶ月あたりの印刷枚数を把握できれば、利用料金を予測しやすいでしょう。場合によっては、予算に応じて印刷枚数を調整することもできます。
さらに、保守契約の範囲内であれば修理を受けられるので、故障による突発的な支払いが少ないのもポイントです。
最新機種には業務効率を高めるさまざまな機能が搭載されているため、生産性向上が期待できます。
しかし、複合機は高額なため、頻繁に最新機種に買い替えるのは難しいでしょう。
その点、リース契約なら、リース期間を最新機種が登場するサイクルに合わせて設定することで、常に最新機種を使い続けられます。
また、レンタルでは中古品が貸し出されるケースが多い傾向にありますが、リース契約は基本的に新品を扱います。
そのため、レンタルで発生しやすい、新品を借りるための追加料金も不要です。
月々のリース料は経費として計上できるため、費用の管理が容易になります。
また、複合機の所有権はリース会社にあるため、固定資産税の支払いや減価償却などの処理が不要になります。
業務の手間が省けるのもメリットといえるでしょう。
ここからは複合機をリース契約するときの注意点として、次の4つをご紹介します。導入する際に知っておくべきこととして、参考にしてください。
前述したように、複合機はリース会社が所有しており、企業は毎月の利用料金の支払いをします。
複合機のリース期間が終了したあとは、所有権のあるリース会社へ返却しなければなりません。
支払いを続けても複合機が自社のものになるわけではないと覚えておくことが大切です。
リース契約では、リース会社による審査を通過する必要があります。
審査では、利用者がリース料金の支払い能力があるかどうかが判断されます。
また、審査の条件はリース会社によって異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
その他、リース契約は原則的に法人を対象に行われており、個人事業主の場合は契約できない可能性があります。
ただし、例外的に契約可能となるケースもあるため、リース会社に相談してみましょう。
リース契約では、契約期間中の途中解約は原則として認められません。
なぜなら、リース会社は、購入した複合機の費用を、契約期間中に回収しなければならないためです。
途中解約する場合は違約金が発生することがほとんどなので注意しましょう。
リース契約の月々の利用料には金利や保守料なども含まれます。
そのため、一括で購入した場合に比べるとコストが割高になる傾向にあります。
また、導入やセットアップに費用がかかる場合もあるので注意しましょう。
なお、リースの場合、長期間の契約なら割安に、短期間の契約なら割高になりやすい傾向です。
リース契約の流れは一般的に、検討、申込・審査、搬入・設置、満了・更新の流れになります。一つずつ説明していきます。
まずは、利用期間や必要な機能、業務用途を明確にします。
また、運用体制やオフィス移転の可能性なども考慮することが大切です。それらを踏まえて、リース契約をするメリットを考えましょう。
リース契約のコスト面もしっかり把握しておくのが失敗しない秘訣です。
方向性が決まったらリース会社に問い合わせ、見積もりを依頼します。
リース契約の与信審査の申し込みを行います。
審査に通過するかどうかは経営状態で判断されます。
財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など)や登記謄本が必要か確認し、事前に必要書類を用意しておきましょう。
リース会社や保守会社との契約後、実機が導入されます。
搬入や設置、設定などはリース会社がサポートしてくれるため、自分たちで行う必要はありません。
基本的に納品日から使用できます。
ただし、工事内容によっては別途費用が発生する可能性もあるので注意が必要です。
契約満了時に複合機を所有権のあるリース会社に返却します。
また、保守契約も解約する必要があります。もしも継続して使いたい場合は、買い取って会社の資産にするか、再リース契約(更新)をするかを選べるケースもあるので、リース会社に相談してみましょう。
複合機の業者を選ぶには次の点をチェックしましょう。
アフターサービスについては、専属の技術員による定期メンテナンスがあるのか確認する必要があります。
専属の技術員がいない場合は、迅速に対応してくれるリース会社を選ぶと良いでしょう。
取付の際には、回線自体の契約や設定を行ってくれるところもあるので、お願いしたい場合は事前に確認しておく必要があります。
ランニングコストが提示されていない場合、メンテナンスに追加料金を請求される恐れがあるので注意しましょう。
最後に、複合機をリース契約した際のお客様の声を紹介します。
FAXから複合機へ切り替えてスマートフォンと連携させることで、業務効率化を実現した事例です。
FAXでの文書や情報のやり取りが主流だったため、外出中や移動中に受信したFAXの内容を確認することができないという問題がありました。
重要な文書が到着してもすぐに対応ができず、ビジネスの迅速な対応が求められる場面でチャンスを逃すといった懸念点がありました。
リース契約で複合機を導入し、スマートフォンと連携させることで、複合機で受信した情報をスマートフォンへ転送することが可能に。
どこにいてもリアルタイムでFAXの内容を確認できるようになり、外出先でも即座に文書を見て対応が可能となったため、ビジネスの機会を逃すことが少なくなりました。
複合機のリース契約とは、契約者が選んだ機種をリース会社が買い取って貸し出す方法で、初期費用が軽減できるのが魅力です。
また、レンタルとは異なり新品の最新機種を利用できるのも特徴と言えるでしょう。
リース契約には「ファイナンシャルリース」と「オペレーティングリース」のほか、特殊なリース形態もあるので、自社に合う契約を選ぶことが大切です。
リース契約のメリットに初期費用の軽減やコスト管理のしやすさが挙げられますが、所有権がリース会社にある、途中解約ができないなどの注意点もあります。
それらを踏まえたうえで、ぜひ自社にぴったりな複合機を選びましょう。
ファーストではお客様のニーズに合う商品を提案しています。複合機の導入、メンテナンスに至るまでワンストップで対応が可能です。
どのような機種を導入すれば良いか迷っている場合は、ぜひ一度お問い合わせください。
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