複合機メーカー9社を徹底比較!メリットやデメリット、導入がおすすめのオフィスをご紹介

複合機・コピー機

複合機を導入したいけれど「メーカーが多すぎてどこの製品を選べば良いかわからない」
「いろいろなメーカーの特徴を知って自社に合う製品を選びたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、複合機・プリンターの業務用主要メーカーの特徴、メリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
複合機の大手メーカーから、知る人ぞ知るメーカーまで取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。

主用複合機メーカー9社の特徴比較

日本における主用な複合機メーカーは、以下の9社です。

  • 京セラ
  • ムラテック
  • 富士フイルム
  • シャープ
  • キヤノン
  • 東芝テック
  • リコー
  • コニカミノルタ
  • エプソン

それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介しますので、複合機の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

京セラ

京セラは携帯電話やスマートフォンの開発企業としても有名な企業です。
電子機器や太陽電池、セラミック、宝飾など、幅広い事業を行っています。

複合機の分野では高耐久性とコスト効率の良さが特徴です。
現在は国内市場のシェアだけではなく、ドイツなどでの海外市場でも選ばれており、国内外での評価が高いのが特徴です。

メリット

京セラの複合機のメリットは、なんといってもランニングコストを抑えられることです。
カウンター料金はトップクラスの安さとなっています。

また、ドラムを自社開発しており、耐摩耗性、耐久性に優れているため、故障しづらいのも魅力です。
その他、画質の調整がワンタッチでできるなど、使い勝手の良さによって多くのユーザーに選ばれています。
さらに、印刷スピードはもちろん、立ち上がりが速いため、繁忙期などもストレスを感じにくいでしょう。

デメリット

京セラの複合機のデメリットとして、他メーカーと比べるとカラープリンティングの精度がやや物足りないことがあげられます。
とはいえ、人によっては気付かない程度の差なので、特に品質にこだわりがないのであれば気にするほどではないかもしれません。

また、ランニングコストが安い反面、初期コストはやや高くなる可能性もあります。
加えて、紙詰まりなど小さなトラブルが起こりやすい傾向です。

京セラの複合機がおすすめのオフィス

京セラの複合機は、ランニングを抑えたいオフィスにおすすめです。
また、耐久性に優れるため、印刷枚数が多いオフィスでの使用にも適しています。
中小企業向けの製品も豊富にあるため、大企業以外にも向いているでしょう。

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ムラテック

ムラテックは工作機器、情報機器、半導体の開発を行う村田機械のメーカーです。
ムラテックの複合機はコニカミノルタ製品のOEMであるため、スペックもコニカミノルタ製品と同等になります。

メリット

ムラテックの複合機のメリットは、コニカミノルタのOEM商品でありながら、コニカミノルタよりも価格が安い点です。
「コニカミノルタの製品を使いたいけれどちょっと高い」と感じている方におすすめです。
また、他のメーカーではオプションであることも多いMacOSに標準で対応しています。

機能面での特徴は、マニュアルを見なくても直感的な操作ができる使い勝手の良さです。
機械が苦手な方でもすぐに対応できるでしょう。また、画質や発色が良いという声も多いです。

さらに、保守サポートが手厚く、メンテナンス対応が優秀なので、故障やトラブルの際も安心です。
土曜日の保守メンテナンスでも追加料金がかかりません。

 デメリット

ムラテックのデメリットは高機能モデルの販売が少なめなことです。
また、知名度が低いこともデメリットといえるかもしれません。

その他、サポート拠点が少ないため、トラブル解消までに多少時間がかかることもあります。
また、カウンター料金はそこまで安くはないという声もあります。

ムラテックの複合機がおすすめのオフィス

ムラテックの複合機はコンパクトなモデルが多く、初期コストも抑えやすいため、小規模事業者やスタートアップ事業者におすすめです。
また、操作性が高いため、機械の苦手な方が多いオフィスにも向いているでしょう。
土曜日にもメンテナンス対応をしてくれるので、土曜日に営業している企業や週末が忙しいオフィスにも最適です。

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富士フイルム

富士フイルムの複合機は、日本国内のトップシェアを誇ります。
クリエイティブや公共機関でも多く利用されています。
販売元の富士フイルムビジネスイノベーションは、2021年に富士ゼロックスから社名が変更されました。

メリット

富士フイルムの複合機のメリットは、印刷品質と耐久性の高さです。
カラー発色の再現性が高く、印刷品質を重視する企業で多く用いられます。
また、その耐久性を活かし、不特定多数が使用するコンビニのコピー機としても採用されています。

保守メンテナンスの拠点が多く、メーカーのサポートが手厚い点も魅力です。
省エネ、セキュリティも優れており、カスタマイズ性の高さでも高評価を得ています。

 デメリット

富士フイルムの複合機は機能性が良い分、費用がかかります。
本体、カウンター料金ともに高額な傾向です。
また、電源を入れたあとの立ち上がり速度が長めという印象を持つ方もいますが、これはそれほど大きなデメリットとはいえないでしょう。

富士フイルムの複合機がおすすめのオフィス

富士フイルムの複合機は高画質な印刷が実現できるため、デザイン系の企業や、設計図や技術図面など細やかな図面作成が求められる製造事業者におすすめです。
カウンター料金がやや高いため、コストよりも印刷物の美しさを重視するオフィスに向いています。

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シャープ

シャープは家電や事務機器など幅広い製品を販売しており、日本を代表する電機メーカーです。
自宅にシャープ製品がある家庭も多いでしょう。
複合機の分野では、手頃な価格で多機能な製品を多く提供しています。

メリット

シャープの複合機のメリットは、他メーカーの同等のスペックの複合機よりも、コストパフォーマンスに優れていることです。
また、保守費用も安い傾向にあります。

機能面では、タッチパネルが大型のため、スマートフォンのように直感的に簡単に操作できる点が魅力です。
立ち上がり速度が速く、待ち時間が短縮できるため、ストレスを感じにくいでしょう。
モバイルやクラウドとの連携にも優れています。

コンビニへの導入も多く、優れた耐久性を持っているのもポイントです。
その他、2019年にカラー複合機がグッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン性も高く評価されています。

デメリット

シャープの複合機のデメリットは、大量印刷をすると紙詰まりしやすいことです。
そのため、大規模オフィスでは注意が必要になるでしょう。
とはいえ、業務に支障が出るほどではありません。

シャープの複合機がおすすめのオフィス

シャープの複合機は、大量印刷しない小規模のオフィスや個人事業主、スタートアップ企業に向いています。
大量印刷で紙詰まりが起こりやすいデメリットも、印刷量が多くないオフィスであれば、気にならないでしょう。

また、コストを抑えたいオフィスやモバイル連携を強化したいオフィスにもおすすめです。

キヤノン

キヤノンは、日本を代表する電気機器メーカーのひとつです。
精密機器や光学技術などのほか、OA機器開発も行っています。
キヤノンの複合機は大手企業や医療機関などでも使われています。

メリット

キヤノンの複合機のメリットは、印刷機能、特にカラー印刷でのパフォーマンスに優れていることです。
複合機としての基本機能を備えており、特別な機能がほしい場合のオプションが豊富なため、自社に合うものを選べます。

立ち上がり速度が速く、印刷待ちのストレスが少ないのも魅力です。
また、印刷速度に優れ、故障や紙詰まりも少ないため、大量印刷にも向いています。

その他、データ管理や強固なセキュリティ対策を実現しているため、安心して利用できます。

デメリット

キヤノンの複合機は他メーカーに比べるとややランニングコストが高い傾向にあります。
また、多機能な一方、設定が複雑という意見もあります。

キヤノンの複合機がおすすめのオフィス

キヤノンの複合機は、データ管理やセキュリティ性能に強みがあるため、DX化を進めたいオフィスにおすすめです。
また、スペースを取らない設計の複合機が多いため、小規模オフィスにも向いています。

東芝テック

東芝テックは東芝グループの電気通信機器メーカーです。
複合機の分野では、多言語対応機種や省エネルギー性能のある商品を提供し、国際市場への製品開発にも力を入れています。

メリット

東芝テックは、他メーカーに比べて本体価格やカウンター料金が安価な傾向です。
しかし、安価だからといって性能が劣っているわけではありません。
耐久性のあるドラムをしているため故障しづらく、安心して利用できます。

また、コピー用紙以外の耐久紙やクリアホルダー、マグネットシートなどにも印刷ができるのも東芝複合機の魅力です。
さらに、セキュリティ機能では独自の「セキュリティHDD」を採用しており、情報漏えいを防げるようになっています。

タッチパネルのアイコンが大きくて画面が見やすく、マニュアルを見なくても操作が簡単にできるのもポイントです。

デメリット

東芝テックの複合機は、発色の再現力に欠ける、印刷のテカリが気になるというクチコミがあります
保守拠点は多い傾向ですが、エリアによってサポートの対応品質に差があるとの指摘もあります。

東芝テックの複合機がおすすめのオフィス

東芝テックの複合機は、ポスターやPOP、シールなど、紙以外の素材に印刷することがあるオフィスにおすすめです。
また、セキュリティ対策にも力を入れているので、データやセキュリティを重要視するオフィスにも向いているでしょう。

複合機の導入やランニングコストなどで費用を抑えたいオフィスにもぴったりです。
多言語にも対応しており、グローバルな企業にもおすすめです。

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リコー

リコーは、OA機器、デジタルカメラ、光学機器の会社として知られています。
国内複合機メーカーとしても多くの場所に導入されており、シェア1位獲得したこともあります。

メリット

リコーの複合機は、官公庁にも選ばれている安定したサポート体制が魅力です。
メンテナンスの良さに定評があり、多少のトラブルであればガイダンス機能で対応できます。

また、試し刷り機能、2色印刷機能など、紙の消費を軽減する機能がありコストカットができるのもポイントです。
耐久性も優秀で、紙詰まりもほとんどありません。
また、機能が充実しているにもかかわらず、価格もリーズナブルです。

デメリット

リコーの複合機は、他メーカーに比べて本体価格とカウンター料金が高めです。
代理店数や保守拠点を確保するために価格が高くなるなど、サービスを良くしようとする姿勢が影響していると考えられます。

リコーの複合機がおすすめのオフィス

リコーは全国展開しており、保守サービスの拠点が多いのが特徴です。
そのため、都市部だけではなく地方のオフィスにも向いています。
ただし、他メーカーに比べると高価格になる可能性があるため、コストに余裕があるオフィスにおすすめです。

コニカミノルタ

コニカミノルタはカメラのコニカと複写機のミノルタの合併によって生まれた会社です。
あまり認知度は高くありませんが、複合機としての機能はしっかり評価されています。

メリット

コニカミノルタの複合機は多彩な印刷に対応しており、画質の良さで高い評価を得ています。
紙詰まりが少ないのもストレスがかからず使用できると評判です。

また、タッチパネルの感度が良く、操作もしやすいため、直感的に使えます。
モバイル端末で複合機のパネル操作ができるのも利点です。
さらに、ポストスクリプトが標準搭載されており、Mac・Adobe製品を利用しているオフィスでも使用できます。

スタイリッシュなデザインも評価が高く、グッドデザイン賞を受賞したこともあります。

デメリット

コニカミノルタはあまり認知度が高くないため、不安になってしまう方もいるかもしれません。
また、本体価格やカウンター料金は高くも安くもない標準的な価格なので、コストパフォーマンスを重視するオフィスでは選ばれにくい傾向です。
なお、保守拠点数が少ないため、トラブル対応に時間がかかる可能性があります。

コニカミノルタの複合機がおすすめのオフィス

コニカミノルタの複合機は画質や発色に優れているため、プレゼン資料やチラシを作るようなオフィスに向いています。
前述したように、ポストスクリプトが標準搭載されているため、Macのパソコンを主に使用しているオフィスにも適しています。
スタイリッシュなデザインなので、オフィスの雰囲気を壊したくない企業にも魅力的に映るでしょう。

エプソン

エプソンは、1968年にミニプリンタを世界で初めて発売した電子機器メーカーです。
業務用複合機だけでなく、家庭用プリンターとしてもよく選ばれています。

メリット

エプソンは大型タッチパネルとテンキーを並列させているため、昔からのユーザーでも使用しやすいのがメリットです。
また、インクジェットとレーザープリンターがあるため、ニーズに合わせて選ぶことができます。
インクジェット方式は電力消費量も少なく、省電力性に優れているのが魅力です。

インクジェットは大量印刷に向いていないイメージがあるかもしれませんが、大容量インクを使うことで大量印刷にも対応できます。
インクジェットは部品数が少ないので、メンテナンスの手間・時間が短縮できるのもポイントです。

デメリット

エプソン複合機のスペックは、家庭用プリンターに近い印象です。
そのため、機能性や画質、スピード、ランニングコストなど、他メーカーに比べると劣る部分があります。

エプソンの複合機がおすすめのオフィス

エプソンの複合機は、省エネや環境貢献を考えているオフィスに向いています。
コンパクトサイズの商品もラインナップされているため、複合機を置くスペースをあまり確保できないオフィスにも最適です。

まとめ

今回は主用複合機メーカー9社の特徴や、メリット・デメリットを解説しました。
メーカーごとの特徴と、自社のニーズを明確にしたうえで、ベストな複合機を導入してください。

ファーストでは豊富な種類の複合機・コピー機のリースを行っています。
提案から搬入までワンストップで対応しますので、忙しい方にもぴったりです。

「どのような製品を導入すれば良いのかわからない」とお悩みの方も、ぜひご相談ください。
また、安く導入したい、運用したい方にもリーズナブルな製品をおすすめいたします。

取り扱い機種は6大メーカー、200種類以上あります。
興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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