
防犯機器 2025.03.03
防犯カメラを設置する7つのメリット|注意点・デメリットもご紹介
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防犯カメラの画素数は、映像の鮮明さを左右します。
画素数が大きいほど細部まで鮮明に記録できますが、保存容量の増加やコストとのバランスも考えなければなりません。
この記事では、41万画素から4K画質までの防犯カメラの特徴や用途別の選び方を詳しく解説します。
防犯対策を検討中の方は、画素数の違いを比較し、最適な防犯カメラを選ぶ参考にしてください。
防犯カメラ設置のメリットについては、こちらのページで詳しく解説しております。
ぜひ参考にしてください。
防犯カメラを設置する7つのメリット|注意点・デメリットもご紹介
画素数とは、画像を構成する最小単位「ピクセル」の総数のことです。
例えば、200万画素(200万ピクセル)の画像は、200万個のピクセルが集まって作られています。
画素数が大きいほどピクセル一つのサイズが小さくなり、より多くの情報を持たせることができるため、映像の細部まで精細に記録できます。
しかし、画素数が大きくなるにつれてデータ量も増えるため、保存には大容量の録画媒体が必要です。
防犯カメラを選ぶ際には、画素数と保存容量のバランスを考えて選びましょう。
目次
現在販売されている防犯カメラの中で、特に人気が高いのは100万〜200万画素のモデルです。
ある程度鮮明な画質を保ちつつも、4K画質のようにデータ容量をあまり圧迫しないため、一般的な防犯用途に適しています。
より詳細な映像を記録したい場合や、撮影後に映像を拡大して確認するのであれば、画素数の大きいカメラを選ぶとよいでしょう。
画質にこだわりがなければ、価格や周辺機器の対応状況、ネットワーク接続環境などを考えて選ぶことをおすすめします。
画素数と解像度は、どちらも画質に関する言葉ですが、それぞれ意味合いが異なります。
解像度の数値は、画面の上にある縦横の画素数をかけることで求められます。
例えば、解像度が1280×720(HD)の場合、画素数は921,600となり、おおよそ100万画素のカメラの映像を映すのに適しているでしょう。
仮にモニターの解像度を上げても、カメラの画素数が変わるわけではないため、画質が向上するわけではありません。
例えば、フルHD(1920×1080)の防犯カメラで撮影した映像を、HD(1280×720)のモニターで再生すると、カメラの高画素を十分に活かせないことになります。
防犯カメラの導入時には、カメラの画素数だけでなく、映像を確認するモニターや録画装置の解像度も考える必要があります。
現在、41万画素から4K画質まで、さまざまな種類の防犯カメラが展開されています。用途や設置場所に適した画素数を選べば、より高い防犯効果が期待できるでしょう。
画素数ごとの特徴や適した利用シーンを詳しく解説します。
41万画素は、基本的な防犯対策としては機能しますが、顔や車のナンバープレートの識別には不向きです。
41万画素は、主にアナログカメラで用いられていました。2010年代までは、多くの防犯カメラが41万画素以下で提供されていました。
しかし、地上デジタル放送が普及した現代では、41万画素の映像は粗さが目立ち、やや不鮮明に感じることが多くなっています。
また、現在はより解像度が高い防犯カメラが手頃な価格で手に入るため、41万画素のモデルは選ばれなくなっています。
そのため、 小規模オフィスや個人宅など、低予算で最低限の防犯対策をしたい場合に利用されることが多いです。
100万画素は、別名「ハイビジョン(HD)」と呼ばれ、動画配信サイトの720p(1280×720)と同等の画質です。
HD画質は、店舗の入り口や室内の監視など、比較的狭い範囲を撮影する用途に適しています。
数メートル先の人物の顔や物体の識別が可能なため、防犯対策としての基本的な機能を満たしています。
それ以上遠くにある物を鮮明に映し出すにはやや物足りない場合もありますが、価格を抑えつつ導入できるのがメリットです。
「防犯カメラの設置を検討しているが、できるだけコストを抑えたい」という方は、HD画質をおすすめします。
200万画素は、一般的に「フルハイビジョン(フルHD)」と呼ばれている画質です。解像度は1920×1080となり、テレビの地上デジタル放送と同程度です。映像の鮮明さとデータ量のバランスが良く、一般家庭から商業施設、公共施設まで幅広い用途で利用されています。
フルHD画質は、広い範囲の監視にも適しており、少し離れた対象物も確認可能です。録画した映像を拡大してもあまり画質が粗くならないため、顔の識別や車のナンバープレート、お札の種類の確認にも向いています。
フルHD画質の防犯カメラはコストパフォーマンスに優れているため、防犯対策を検討している方は手軽に導入しやすいでしょう。
400万画素は、解像度が2240×1680あり、精細な映像が撮れます。
駐車場や商業施設のエントランスなど、特定の人物や車両を監視したい場所におすすめです。
また、防犯目的だけでなく、工場や倉庫、オフィスなどでの作業監視や品質管理にも利用できます。
製品の欠損確認や作業員の手元の動きを詳細に映し出すことも可能です。
ただし、画素数が大きくなるにつれて防犯カメラの価格も上がるため、費用とのバランスを考えて選びましょう。適切なストレージ容量やネットワーク環境の準備も必要です。
800万画素は、一般的に「4K画質」と呼ばれ、最高水準の映像クオリティを誇ります。
解像度は3840×2160となり、非常に精細な映像を記録できるため、細かな部分をチェックする場面に適しています。
重要なインフラ施設や規模が大きな商業施設など、精密な監視が求められる環境におすすめです。
ただし、4K画質の映像を見るには、4Kに対応するモニターを別途用意しなければなりません。
高解像度のため、防犯カメラの価格が高くなり、データ容量の消費量も増加します。
その結果、 ストレージ管理やネットワーク負荷への対策が必要になることも考慮しなければなりません。
4K画質の防犯カメラを導入する前に、本当に必要かどうかを十分に検討し、コストと運用面のバランスを確認しましょう。
先述のとおり、防犯カメラの画素数が大きくなるほど、より細かい部分まで映し出せます。
しかし、高画素の防犯カメラは本体価格やモニターのコストが上がるため、予算とのバランスを考えることが大切です。
コストを抑える方法として、高画質のカメラを少ない台数で設置するという選択肢もありますが、監視範囲が十分にカバーできない可能性があります。
防犯カメラの目的は広範囲の監視であるため、台数を減らしすぎると死角が生じ、十分な防犯効果が得られなくなるかもしれません。
防犯カメラの導入前にどのエリアを監視するのか、どの程度の解像度が必要なのかをシミュレーションし、最適な画素数と台数の組み合わせを検討しましょう。
防犯カメラの画素数は、監視の精度を左右する重要な要素です。
画素数の目安として、一般的な防犯用途にはフルHD画質が適しており、高精細な映像が必要な場合は、より画素数が大きなモデルがおすすめです。
4K画質のカメラは、導入コストやデータ容量も考える必要があります。
ファーストでは、200万画素から4K画質まで幅広い防犯カメラを取りそろえ、設計・施工・メンテナンスまで一貫して対応可能です。
最新のセキュリティシステムの構築や、屋外の景観に配慮した施工も承ります。
防犯カメラの導入をお考えの方は、ぜひご相談ください。
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