複合機のカウンター料金とは?相場やメリット・デメリット、注意点を解説

複合機・コピー機

複合機のリースを検討していて、カウンター料金について詳しく知りたいと思った方もいるでしょう。カウンター料金とは、複合機をリース契約し、保守契約を締結した際に発生する、印刷やコピーの使用量に基づく料金のことです。
複合機をリースすると、ランニングコストとしてカウンター料金が発生するのが一般的です。

この記事では、カウンター料金とは何かをはじめ、相場、カウンター料金制にするメリット・デメリット、注意点をわかりやすく解説します。

カウンター料金とは

ここでは、カウンター料金の概要として以下の3つをご紹介します。

  • カウンター料金の決まり方
  • カウンター料金の相場
  • カウンター料金がかからないケースもある

では、一つずつ見ていきましょう。

カウンター料金の決まり方

カウンター料金は決められた1枚あたりの単価と印刷枚数によって料金を計算します。
両面印刷したときは1枚ではなく、2枚とカウントされます。

例えば、1枚2円の場合に3,000枚印刷した際のカウンター料金は、2円×3,000枚で6,000円です。
印刷枚数が増えれば増えるほど、カウンター料金が高くなることがわかるでしょう。

カウンター料金の相場

カウンター料金は機種のメーカーや販売店、スペックによって異なります。

モノクロで1枚2〜3円、2色カラーは1枚5〜10円、カラーは1枚15〜25円程度が相場です。

また、1枚当たりの料金は印刷速度が速くなるほど安くなります。速度が遅いほうが割高です。
カウンター料金はルールが明確に決まっているわけではないため、導入する前に確認しておきましょう。

カウンター料金がかからないケースもある

複合機のリース契約にはカウンター料金がかからないものもあります。
ここでは「キット保守契約」と「スポット保守契約」の2種類をご紹介します。

キット保守契約

キット保守契約とは、修理費用とカウンター料金が請求されない契約のことです。

必要なのは保守機能付きのトナーの購入のみとなり、トナーを使用している期間はメンテナンスを受けられます。
そのため、印刷枚数が一定でない場合や、月々の印刷数が少ない場合におすすめです。

ただし、購入できるトナーは正規品のみであり、リサイクル品はメンテナンスの対象外です。
非正規品を使うと契約が打ち切られるリスクがあるので注意しましょう。

また、基本的にモノクロ印刷の複合機に限られます。

スポット保守契約

スポット保守契約とは点検や修理費用、消耗品の購入費用のみが、都度実費負担になる契約です。

故障時は修理業者に自分で依頼しなければなりません。
月々の費用は抑えられますが、突発的なトラブルなどでは思わぬ費用がかかります。

カウンター料金制のメリット

ここではカウンター料金制のメリットとして、以下の2つをご紹介します。

  • コストを管理しやすい
  • 消耗品代・メンテナンス代が含まれている

コストを管理しやすい

カウンター料金制は毎月の印刷枚数が計測されるため、カウンター料金を支払い前に予想できるのがメリットです。

印刷量が多くなりすぎた月は枚数を確認しながら調整できます。
また、月間の印刷枚数に基づき、次回の契約更新時にプランの見直しを行うことが可能です。

消耗品代・メンテナンス代が含まれている

カウンター料金にはインクやトナーなどの消耗品代が含まれているのもメリットです。

インクやトナーをよく利用する場合は、コスト削減にもつながるでしょう。
また、メンテナンスも含まれているため、不具合やトラブルが起こった際に支払いが不要なのも魅力です。

カウンター料金制のデメリット

次に、カウンター料金制のデメリットとして以下の2つをご紹介します。

  • 基本料金が発生する
  • 印刷ミスにもお金がかかる

基本料金が発生する

カウンター保守契約には基本料金が必要になるため、月の印刷枚数が0だったとしても支払いが発生するのはデメリットといえます。

また、印刷枚数が少ない場合は消耗品が減りにくく、メンテナンスの必要性も低くなるためメリットを感じづらいでしょう。

印刷ミスにもお金がかかる

複合機のカウンター料金は、印刷ミスに対しても料金が発生してしまいます。
コストを最小限に抑えたい場合には、無駄な印刷やミスに注意することが大切です。

カウンター料金に関する注意点

最後に、カウンター料金に関する注意点として以下の3つを紹介します。

  • 保守契約の内容をしっかり確認する
  • 契約時の単価は変更できない
  • カウンター料金の安さだけで業者を決めない

保守契約の内容をしっかり確認する

保守契約のサービスは会社によってさまざまなので、後悔しないように以下の6つをしっかりと確認しておきましょう。

  • 全国対応が可能か
  • サービス拠点から自社までの距離
  • 技術力
  • 迅速に対応できるか
  • 相談に乗ってくれるか
  • アフターフォローの有無

契約時の単価は変更できない

複合機のリース契約では、原則として契約した際の単価から変更ができません。

契約時に少ない印刷枚数を申告してしまうと、高いカウンター料金に設定される恐れがあるので注意しましょう。

カウンター料金の安さだけで決めない

リース会社のサービス内容は各社で異なるため、カウンター料金の安さを判断軸にすると割高になってしまうこともあります。
メンテナンス代やアフターフォローが含まれているかなど、サービス内容をきちんと確認して適正価格のプランを選ぶようにしましょう。

契約前には月の予想印刷枚数を把握しておくことも必要です。
印刷枚数が少ないとカウンター料金が割高になる可能性があります。

各社さまざまなプランを用意しているので、カウンター料金の安さではなく、自社に合う業者やサービスを検討することが大切です。

まとめ

複合機のリース契約では、カウンター料金の把握が欠かせません。
カウンター料金は1枚あたりの単価と印刷数によって計算されます。

機種のメーカーや販売店、スペックによって相場は異なり、中にはカウンター料金がかからないものもあります。

カウンター料金には消耗品代やメンテナンス代が含まれていることが多いため、金額の安さだけで選ぶことは避けましょう。毎月の印刷枚数をしっかりと把握し、必要なサービスを選ぶことが重要です。

最後に

ファーストでは、あらゆるシーンに応える複合機を取り揃えており、お客様のニーズに合った商品とカウンター料金を提案いたします。
複合機のリースを検討している方はぜひご相談ください。

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