ビジネスフォン 2025.10.28
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電話機としてビジネスフォンの導入を考えている方の中には、価格相場がわかりにくくてお困りの方も多いでしょう。
その理由は、ビジネスフォンの値段が家庭用電話のように単純ではないためです。
今回は、ビジネスフォンの価格相場を導入方法、企業形態などのケース別に分けて解説します。
また、ビジネスフォンを導入するにあたって費用を抑える方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次

ビジネスフォンの価格は、新品で電話機を購入するのか、中古を選ぶのか、リースにするのかによって大きく異なります。
新品の場合は1台あたり10,000〜80,000円ほどですが、中古であれば3,000〜15,000円ほどで購入できます。
また、リース契約にする場合は月額3,000〜13,000円程度が相場です。
機種や性能、設置台数によっても価格は変わるため、実際の金額はケースによって異なります。
ビジネスフォンを新品・中古購入、リース、レンタルに分けて、以下の表に価格をまとめました。
また、ビジネスフォンを導入する際には、本体価格以外にも諸費用がかかります。
| 本体価格(新品) | 約10,000〜80,000円 |
| 本体価格(中古) | 約3,000〜15,000円 |
| 本体価格(リース) | 月額約3,000〜13,000円 |
| 本体価格(レンタル) | 月額約1,500〜4,000円 |
| 主装置 | 20万円以上 |
| 設置費用 | 約10,000〜20,000円 |
| 回線契約 | 月額約3,000円から可能 |
| 通話料 | 3分約6円〜 |
それぞれについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
なお、ビジネスフォンの概要については以下に詳しく記載されているので、ぜひご覧ください。
ビジネスフォンとは?仕組みや主な機能、導入するメリットなどを解説
まずは、ビジネスフォン本体に必要な費用についてみていきましょう。
新品、中古、リース、レンタルに分けて解説します。
ビジネスフォンを新品で購入する場合、1台あたりの金額は10,000〜80,000円程度です。
新品で最新の機種を安心して使える分、初期費用は高めの設定になっています。
基本的に、標準で転送機能や自動応答機能などが搭載されていますが、機能が豊富だったりデザイン性が高かったりするモデルは、価格が上がる傾向にあります。
ビジネスフォンを中古で購入する場合、1台あたりの金額は3,000〜15,000円程度になります。
ビジネスフォンは開発スピードが速く新商品が頻繁に登場するため、旧モデルが中古市場に多く出回り、手頃な価格で入手しやすいのが特徴です。
クリーニングや動作チェックを行ったうえで販売している店舗も多く、安心して利用できます。
リースとは、リース会社が購入したビジネスフォンをリース契約して導入する方法です。
リースの場合は台数や契約期間で金額が異なるため、導入前に見積もりをしてもらうと安心できます。
ビジネスフォンをリースする場合、1台あたりの月額料金は3,000〜13,000円程度になります。
リース契約は初期費用を抑えながら新品を導入できる点がメリットです。
契約期間は5〜7年が一般的で、リース利率は1.5〜2%前後が目安になるでしょう。
レンタルはその名のとおり、短期間だけビジネスフォンを借りる方法です。
短期利用や一時的な増設に向いており、1台あたり月額1,500〜4,000円程度で利用できます。
期間が長くなるとリースより割高になることもあるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。
ビジネスフォンを導入する際には本体だけではなく主装置が必要です。
主装置とはすべての電話を管理して電話回線の共有、切り替え、転送を行う機械のことであり、電話と同機種でなければいけません。
なお、ビジネスフォンの主装置の価格は一般的に20万円以上です。接続する回線が多い場合や、多機能タイプを選ぶ場合は高額になる傾向があります。ビジネスフォン本体よりも高くなるケースも多いため、あらかじめ予算を確保しておきましょう。
設置工事費には本体の搬入、主装置の設定、配線工事、人件費などが当てはまります。
設置工事は1台ごとに10,000〜20,000円程度かかります。
なお、FAX接続データ設定をしてもらう場合などはさらに数千円〜10,000円程度かかるため注意が必要です。
ビジネスフォンを利用するには、加入電話(アナログ)またはIP電話のどちらかを選びます。
加入電話を選んだ場合は電話回線とインターネット回線が必要になるため、両方に料金が発生します。
また、加入電話の場合は電話加入権39,600円が必要です。
一方で、IP電話の場合は加入権は不要であり、月額3,000円ほどで利用できるケースもあります。
インターネット経由で通話できるため、光回線で電話とネットをまとめて使えるのが特徴です。
なお、固定電話から固定電話の加入電話の通話料は3分で約8〜9円となっています。
一方で、IP電話の場合は3分6〜8円など契約会社によって異なるので契約前に確認しておくと良いでしょう。

ここからは、ビジネスフォンの導入に必要な金額を小規模企業、中規模企業、中堅〜大規模企業の3つのケースに分けて解説します。
個人事業主やスタートアップ、小規模オフィスなどでは、導入する台数が少ないため比較的低コストで導入することが可能です。
とはいえ、受付や営業のために5〜10台程度必要な場合は、新品で60〜550万円かかると想定されます。
ただし、自動音声などの多機能が不要な場合はさらに費用を抑えられます。
初期費用を抑えたい場合は、リースやレンタルも検討してみましょう。
従業員数が30人以上の中規模企業でビジネスフォンを導入する場合は、10〜15台の導入が目安です。
その場合、新品を購入すると120万〜825万円くらいかかると想定されます。
営業メインの場合は1,000万円を超えるケースもありますが、業態によっては必要台数が少なくても対応できる場合もあります。
中堅から大規模企業でビジネスフォンを導入する場合は80〜100台以上の導入が必要なケースもあり、新品なら960万円以上かかることが想定されます。
ただし、中規模企業と同じく、電話利用が少ない業態の場合は50台以下で済むこともあるでしょう。
コールセンターや営業がメインの会社、複数拠点がある企業などは充実した機能や信頼できるセキュリティが必要になり、高額になりやすい傾向です。
ここからは、ビジネスフォンの価格を抑える方法として、以下の3つをご紹介します。
ビジネスフォンの導入方法には新品購入、中古購入、リース、レンタルなどがあるため、自社の規模や目的に合うものを選ぶことが大切です。
例えば、長期利用の場合は中古ではなく新品を購入する、リース契約をする、一方で短期利用の場合は中古購入やレンタルを検討するなどが考えられます。
他社の事例に流されず、自社に合った導入方法を選びましょう。
ビジネスフォンを導入する際には、企業の規模や目的に合わせて導入形態をしっかり考えることが大切です。
安いプランを選んでも、接続台数が不足して後から増設すると、結果的に費用がかさむことがあります。
将来の拡張性も考慮し、必要な台数や機能を見極めたうえで契約しましょう。
クラウドPBXとはクラウド上に主装置(PBX)を設定し、インターネットからビジネスフォンの機能が提供されるシステムのことです。
クラウドPBXを利用すれば主装置の購入が不要になり、定期メンテナンスや設置費用、本体の保守費用はいりません。
なお、クラウドPBXの場合は初期費用は0〜5万円程度であり、月額は2,000〜3,000円程度が目安です。
また、クラウドPBXを利用すれば社内間の内線通話が無料になるため、複数拠点の企業の場合、通話料金の削減につながるのもポイントです。
ビジネスフォンを導入する方法には、購入、リース、レンタルなどがあり、それぞれかかる費用が異なります。
また、ビジネスフォンの導入には本体価格以外に、主装置、設置工事、回線料、通話料などがかかります。企業規模や業態に合わせて適切な導入方法を選ぶことが大切です。
ファーストでは豊富なラインナップのビジネスフォンを取り扱っています。
通信回線の手配からネットワーク構築まで、お客様のニーズに合った提案をさせていただくため、ぜひご相談ください。
また、ファーストでは自社で工事部を構えており、設置から定期メンテナンスまですべてに対応しています。
コールセンターを用意し、定期訪問サポートを行い、万一不具合があった場合は即日対応も承ります。
ビジネスフォン導入を検討している場合は、ぜひファーストまでお問い合わせください。
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