複合機・コピー機 2024.11.06
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複合機・コピー機
複合機の寿命が何年くらいなのか気になる方もいるでしょう。
10年使用しているケースもありますが、すべての複合機が10年持つわけではありません。
今回は、複合機の一般的な寿命や寿命が近づいているときの症状、寿命を延ばすためのポイント、寿命がきたら確認することをご紹介します。
適切に修理や買い替えを行うためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
ここでは、複合機の一般的な寿命と考えられる次の2つをご紹介します。
耐用年数は「法定耐用年数」とも言われ、複合機では「5年」と定められています。
法定耐用年数とは法定上使用可能な年数で、税法上の寿命になります。法人の会計処理である「減価償却」の基準となる年数です。
しかし、法定耐用年数は複合機の製品としての平均寿命ではありません。
複合機が壊れなければ、5年以上使用できる場合もあります。
また、法定耐用年数は、故障しないという保証期間とも異なります。
その他、製品にはメーカーが補修用の部品を保管する「部品保有期間」があります。
部品保有期間が過ぎると、部品の在庫がなくなる可能性があるでしょう。
状態が良好でも取り替える部品がないことで、修理できず買い替えが必要になる場合があるので注意しましょう。
複合機は使用することで部品が摩耗していくため、寿命は印刷枚数にも左右されます。
複合機メーカーや機種によっても異なりますが、耐久枚数は300万枚程度が目安となるでしょう。
その枚数に達しない間に故障することもありますが、基本的に印刷枚数が多いほど故障のリスクが高まります。
印刷枚数を定期的に確認し、増えてきたら次の複合機の購入を検討するのがよいでしょう。
ここからは、複合機の寿命が近づいているときの症状として、次の3つをご紹介します。
基本的に複合機は印刷時に音が発生しますが、いつもと違う音や大きい音がする場合は注意が必要です。
例えば、「ガガガ」「ガリガリ」「キュルキュル」「キリキリキリ」などという音が鳴ったら、給紙ローラーやヘッドに問題があるかもしれません。
まずはヘッドクリーニングを行い、それでも解消しない場合は買い替えを検討してみましょう。
文字がかすれる、横筋が入る、色がおかしい、線が曲がっているなど正しく印刷できない場合も寿命が近いかもしれません。
また、何も印刷されずに白紙が出てくるときも注意が必要です。
ヘッドが詰まっているだけの可能性もあるため、まずはヘッドクリーニングを行い、それでも改善されない場合は買い替えを検討しましょう。
印刷用紙がスムーズに給紙されずに紙詰まりが頻繁に発生する場合、給紙ローラーが劣化している可能性があります。
また、複数枚が同時に給紙される現象が見られる場合も注意が必要です。
給紙ローラーをクリーニングし、改善されない場合は買い替えも視野に入れましょう。
複合機の寿命を延ばすためのポイントは、次の6つです。
それぞれを見ていきましょう。
複合機を定期的にメンテナンスしないと、内部と外部にほこりやインクなどの汚れが溜まって寿命が短くなる可能性があります。
そのため、定期的に次の部分のクリーニングが大切です。
クリーニング部位 | クリーニング方法 |
---|---|
フィーダー | やわらかい布を固く絞って軽く水拭きをしたあと、乾いた布で水気をとる |
原稿台 | 乾いているガラス清掃用のシートで拭き取る |
給紙ローラー | カバーとトレイを外し、ローラーを回しながらやわらかい布で拭く |
原稿送りローラー | OAクリーナーを使い、やわらかい布で拭き取る |
また、取扱説明書を確認し、必ず電源を切ってからクリーニングを行ってください。
複合機は精密機械のため、気候や設置環境によってダメージを受けることがあります。
できるだけ適切な場所に設置するようにしましょう。適切な場所の具体例は以下の通りです。
複合機は、機種によって推奨される月間印刷枚数が異なります。
そのため、自社の業務に必要な印刷枚数に合う機種を選ぶことが大切です。
推奨枚数を超える、もしくは超えそうな状態を続けると、複合機に負荷がかかりやすくなります。
機種を選ぶ際には、余裕のある印刷枚数のものを選ぶと安心です。
複合機メーカーが規定している印刷用紙を使い、正しい印刷設定を行いましょう。
推奨されていない厚さの用紙を使うと、故障につながる可能性があります。
また、正しい印刷設定にしないと内部に汚れが溜まることがあるため、注意してください。
複合機は長い期間使わないと、トナーが乾燥して固まる恐れがあります。
トナーが固まると印刷不良の原因になり、早めの交換が必要になることがあります。
不要な印刷はもったいないと思うかもしれませんが、1週間に一度は印刷を行いましょう。
複合機の電源を頻繁にオンオフすると、機械に負荷がかかります。
また、長期間電源を切っておくと、稼働した際に基盤の不具合や内部パーツの変形などを引き起こしやすくなります。
そのため、基本的には切らずにスリープモードを使用するのがおすすめです。
複合機が寿命を迎えたら入れ替えのタイミングです。
ここからは、買い替えの前に確認すべきポイントとして次の5つを解説します。
複合機のリースやレンタルをしている場合は、まずは契約状況を確認しましょう。
基本的に、契約満了時期が複合機の買い替えのタイミングになるためです。
仮に、複合機が使えなくなって解約してしまうと、レンタルの場合には解約金が、リースの場合には残債が残り、余計なコストがかかってしまいます。
契約の途中で複合機が故障して寿命を迎えた場合も、解約を行い、解約金や残債が発生します。
もしくは、保守契約内で修理し、使用し続けることも可能です。
このように、すぐに買い替えになるとは限らないため、まずは契約の状況を確認することが大切です。
リース・レンタル契約中に寿命を迎えた複合機は、リース・レンタル会社に返却しなければなりません。
そのため、返却方法を確認しましょう。
基本的に、送料は導入している企業が支払います。
複合機の重量やサイズ、設置階に応じて送料や運搬費用は異なります。
あらかじめリース会社に確認をとっておきましょう。
また、自社で購入した複合機を廃棄する場合は、産業廃棄物処理業者やメーカーに依頼する必要があります。
複合機は産業廃棄物に分類されるため、自治体での回収が認められないためです。
あらかじめ対応可能な業者を調べておきましょう。
次の複合機を借りるために、どのようなスペックをもつ複合機が流通しているのかを確認しましょう。
複合機のスペックは年々進化しており、クラウド機能やOCR、ICカードリーダー、フィニッシャーなど、業務効率化に役立つ機能が搭載されています。
ただし、使わない機能が多い複合機を選ぶと無駄なコストがかかるため注意が必要です。
今まで設置していた機種ではないものを導入する際、複合機本体サイズが異なる可能性があります。
複合機が設置場所に入らない状態を避けるためにも、設置場所の広さや搬入経路を確認しましょう。
そのうえで、適切な大きさの複合機を選ぶことが大切です。
印刷できる用紙サイズによっても、複合機の大きさは変わります。
また、壁際に設置する場合は、取り出し出口の方向も確認しておきましょう。
保守契約の内容は複合機を入れ替えないと変更できません。
そのため、買い替え時は保守契約の変更に良いタイミングです。
カウンター料金などランニングコストを変更したい場合は、現在の内容を確認し、より良いものを検討してみましょう。
複合機の法定耐用年数は「5年」と定められていますが、税務上設定されている寿命であり、製品としての寿命年数ではありません。
複合機の寿命が近づくと、騒音や異音がする、正しく印刷できない、紙が詰まるなどの症状が起こるため、その場合は買い替えを検討しましょう。
複合機に寿命がきたと感じたら、満了時期、返却・破棄方法、流通している複合機のスペック、設置場所の広さ、保守契約の内容を確認することも重要です。
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