
複合機・コピー機 2025.03.04
複合機の重さはどのくらい?オフィスの規模別の選び方やメーカ-別の重さ一覧をご紹介
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複合機・コピー機
業務用複合機を導入するにあたって、価格が気になる方は多いでしょう。
複合機は高いものを選べばいいというわけではなく、価格帯ごとの違いを理解したうえで、自社の用途にあったものを選ぶことが重要です。
今回は、複合機の導入方法ごとの価格相場をご紹介し、価格を左右する要素や、価格帯ごとに適した事業規模についても解説します。
目次
ここでは、業務用複合機の価格相場を、以下の3つの導入方法ごとに見ていきましょう。
標準的なカラー複合機を新品で購入する場合の相場は120万円程度です。
ただし、複合機の価格は100万~500万円と幅が大きいため、一概にはいえません。
「カラー対応か」「A3対応か」「印刷速度」「機能・オプションの数」など、さまざまな要素によって価格が変動します。
例えば、高機能機に各種オプションを追加した場合、400万円を超えることもあるでしょう。
予算が限られているなら、中古の複合機という選択肢もあります。
比較的新しく、状態の良い機種でも、30万円程度で購入可能です。
ただし、中古は耐久性に問題があるケースも少なくないため、あらかじめ状態を確認したうえで購入を検討しましょう。
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複合機をレンタルする場合の費用は、月額1万~2万円が相場です。
これに加えて初期費用がかかるケースもあります。
貸し出される機種は基本的に中古であり、後述のリースに比べると割高な傾向です。
レンタルの魅力は、必要なときだけ導入できる点です。
1ヶ月パック、3ヶ月パック、半年パックなど、多くの選択肢が用意されています。
「いつも使うわけではないけど、3ヶ月間だけ複合機を導入したい」といったケースでは、レンタルが有力な選択肢になるでしょう。
なお、基本的にレンタル期間が短いほど、1ヶ月あたりの料金は高額になります。
複合機をリースで導入する場合、費用は月額1万円〜2万5千円程度が相場です。
新品かつ新型の機種を、初期費用を抑えて導入できるため、多くの企業がリースを選択しています。
リースとは、ユーザーが希望した製品をリース会社が代わりに購入し貸し出す仕組みです。
ユーザーは毎月のリース料金を支払いますが、提供される機種が新品のためメンテナンス費用は抑えられます。
毎月の料金はリース料率に基づいて計算するため、契約年数が長くなると月額料金は抑えられますが、最終的な支払総額は高額になってしまうでしょう。
またリース料は、複合機の印刷速度によっても異なります。下記の表は印刷速度ごとのリース料の相場をまとめたものです。
印刷速度 | リース料(月額) |
20枚/分 | 7000円~15000円 |
30枚/分 | 12000円~18000円 |
40枚/分 | 15000円~23000円 |
50枚/分 | 18000円~25000円 |
複合機のリースに関して以下の記事でも詳しく解説しております。
ぜひ参考にしてみてください。
複合機のリース契約とは?契約の種類やメリット、注意点、契約の流れを解説
複合機のリース料金の相場は?料金を左右する要素やポイントを解説
業務用複合機の価格を左右する主な要素としては、以下が挙げられます。
各要素について、解説していきます。
複合機の印刷速度とは、1分間にA4の用紙何枚に印刷できるかを示すものです。
この数値が高いほど、価格が高くなります。
なお、印刷速度は、メーカーごとの差はあまりありません。
どのメーカーも、グレードの高い機種は印刷速度が速く、グレードの低いものであれば印刷速度が遅いといった具合です。
給紙枚数が多いほど、複合機の価格は高くなります。
複合機には印刷枚数を数えるカウンター機能があり、リース契約では印刷枚数に応じたカウンター料金が発生します。
例えば、モノクロ1枚1円で500枚を印刷すると、カウンター料金は500円です。
月500枚程度なら5000円、1000枚〜3000枚なら10000万円〜15000円程度などが相場といえるでしょう。
また、前述した印刷速度を明確にするには、月間印刷枚数を把握する必要があります。
月間枚数は「1日あたりのコピー枚数×月間営業日数」で計算します。
機能やオプションが多いほど、複合機の価格は上がります。
例えば、コピー機能とFAX機能だけの複合機よりも、プリンタやスキャナー機能もついた複合機のほうが高額です。
ネットワーク対応や、原稿自動送り装置(ADF)、ステーブル機能といったオプションも追加すれば、より高額になるでしょう。
とくに購入する場合は、オプションを充実させることで数十万〜百万円の違いがでることもあります。
複合機がモノクロのみ対応なのか、カラー対応なのかによっても価格は異なります。
モノクロのみの対応のものなら、70万円程度から購入可能です。
カラー印刷を使用しない場合はこちらを購入しても良いでしょう。
リース料金もカラー対応よりモノクロ専用機の方が安価です。
ただし、モノクロ専用機は「カウンター契約」ではなく「キットトナー保守契約」を結ぶことになるため、印刷単価に関してはこちらのほうが高額になります。
ここからは、どの価格帯の業務用複合機が、どの程度の事業規模に適しているのか、月額のリース料金をもとにご紹介していきます。
リース料の月額が5,000円以下の業務用複合機は、1〜5名程度の小規模の企業や個人事務所に向いています。
この価格帯の複合機は、あまり印刷をしないオフィスを想定しているため、機能としては最低限になります。
印刷速度は20枚/秒以下、給紙は1~2段、A3印刷には非対応というスペックが基本です。
モノクロ専用機も選択肢に入ります。プリンタやスキャナ、自動原稿送り装置といった機能は搭載していないものが多いです。
保守契約は、キットトナー保守契約になることが多くあります。
キットトナー保守契約とは、5年またはトナー残量がなくなるまでの保守契約のことです。
トナー利用中は修理費用がかかりませんが、トナー残量がなくなると契約が切れ、それ以降の修理が有償になります。
また、トナーは正規代理店でしか購入できません。
リース料が月額5,000円〜10,000円程度の複合機は、中小規模オフィスで多く導入されています。
多くはカラー員龍に対応しており、コピー、FAX、プリンタ、スキャナなど、基本的な機能が搭載されています。給紙は2段〜4段となっており、手差しが可能です。
自動原稿送り装置が装着されていたり、A3印刷に対応している機種も多いです。
印刷速度は20枚〜25枚/秒程度で、印刷枚数が極端に多くないオフィスなら問題なく使用できるでしょう。
保守契約は、基本的にカウンター保守契約になり、印刷枚数によって毎月の保守料金(カウンター料金)が異なります。
基本料金が設定されているため、複合機を使用しなかった月にも支払いが発生する点に留意しましょう。
カウンター料金には、トナー交換費用や、消耗品の部品代、故障時の修理費用、メンテナンス費用なども含まれます。
リース料の月額が月額10,000円〜20,000円の複合機は、一般的な使い方をする企業、もしくは印刷利用が多い企業向けです。
カラー印刷対応かつ高画質で、コピー、FAX、プリンタ、スキャナなどの基本的な機能が搭載されています。
給紙は4段で、原稿読み取り装置やフィニッシャーも備えていることが多いです。
A3印刷にも対応しているでしょう。
印刷速度は25枚〜45枚となり、大量の資料を印刷する際にもストレスを感じずに使用できます。
保守契約はカウンター保守契約になります。
リース料が月額20,000円以上の複合機は、いわゆるハイスペックモデルと呼ばれるものになります。
カラーコピー、FAX、プリンタ、スキャナなど、基本的な機能は網羅されており、いずれも高品質です。
A3はもちろん、A2サイズの印刷も可能で、給紙は4段、読み取り部分に移動式の原稿読み取り装置やフィニッシャーがあります。
ネットワークやクラウドにも対応しており利便性が高く、セキュリティ対策にも優れています。
印刷速度は35枚以上となっており、業務効率化が期待できるでしょう。
保守契約はカウンター保守契約になります。
業務用複合機の導入方法には、購入やリース、レンタルなどがあります。
価格は印刷速度や給紙枚数、機能・オプションの数、カラーのタイプなどによって左右されます。
企業によって必要な機能は異なるため、高いものを選べば良いというわけではありません。
ファーストでは多種多様な複合機を用意しています。
お客様のニーズにぴったりの製品を提案しますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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